(こちらの記事は、テナーさんのワード人狼講座から転載させて頂きました。)
🐺1狼の時との違い
狼が1人の時と2人以上では、村人、狼共に戦い方や戦術が変わってきます。
狼としては、仲間ができます。
が、それは有利であり、不利でもあるのです。
有利な点としては、仲間と協力ができることです。
仲間が不利な状況になった時はそれをフォローし、村人から疑いの目を背けることができたり、仲間と票を固め村人を吊り、自分達が吊られるのを防ぐことがでにたりします。
ですが、それは仲間を見つけている事が前提なので、仲間を見つけるまでは協力ができません。
不利な点としては、知らぬ間に仲間割れを起こす危険があることです。
1狼の場合は自分吊られなければ勝ちなので、自分が吊られることさえなければ誰が吊られても変わりません。
自分以外の人が疑われてた場合、そこに同調すればまず負けることはないでしょう。(逆転は除く)
ですが複数の場合はそうもいきません。
自分が吊られなくても仲間が吊られてしまったら負けです。
なので、自分以外の人が疑われている場合も無闇に同調せず、「その人は仲間ではないか?」を一度考えてから決定しましょう。
🐺仲間を見つけるには
ワード人狼での判断材料は、やはり質問と回答でしょう。
質問で見分ける方法としては、その質問が自分のワードと関連しているか、です。
例えば、自分のワードが天国、村側のワードが空だとします。
村人の1人が、『対抗は天気に関係あるのではないか』という考えの元「お題は降ってくるものか」という質問をしました。
村人は、空は降ってくるものではないので「いいえ」と答えました。
狼にとっては、質問の意図が読めませんでしたが、天国は降ってくるものではないので、こちらも「いいえ」と答えました。
村人(質問した人も含む)からすると、全員が「いいえ」と答えたので、何もヒントを得ませんでした。
しかし、狼は「天国ってワードから、対抗が『降ってくるもの』と予測を建てるのは違和感がある。質問した人は仲間ではない可能性が高い」というヒントを得ました。
これで、仲間が誰か分かったわけではないですが、その人を除外して考察できます。
この考え方は、仲間以外を見つける方法であって、仲間を見つける方法ではありません。
自分のワードから考察できる質問をしたからといって、その人が仲間であるということはあまりないです。
視野を広くして、仲間を見つけましょう。
回答で見分ける方法も、無いことは無いのですがあまり実用的ではありません。
というのも、回答は基本「はい」「いいえ」なので、微妙なニュアンスが感じにくかったり、周りと違い自分と同じ意見をすると仲間を見つける以前にその人が狼という事がバレてしまい負けてしまいす。
一応その回答から見分ける方法も紹介します。
村人からの質問で「的を得てない質問だが、『いいえ』ではない。どっちかって言うと『はい』」と言うのが出た時、「多分はい」や「はいだと思う」という、限定していない回答をすることで、「もしかしてこの人は仲間ではないか」という考察ができます。
ただ、村人からすると「どう考えても『はい』だろ。この人はあやふやな回答をするから、自分とは違うワード(狼のワード)かもしれない」と察され吊られることもあります。
自分が、周りからどれ程の信頼を得てるか、を確認してから「この答え方でも疑われない」ポイントを見つけましょう。
仲間を見つけることも大切ですが、それに意識を削ぎすぎて村人にバレてしまっては元も子もありません。
優先すべき第1は潜伏すること、仲間見つけは第2と、優先順位を常に意識しましょう。
🐺協力して村人を吊る方法
この記事の始めの方で、仲間に投票してしまう危険があると言いましたが、仲間を見つけてしまえばその危険はありません。
仲間と一緒に、村人を吊る方向に持っていけばこちら側が吊られることも少なくなるでしょう。
しかし、2人で思考停止で「この人が怪しい!この人を吊ろう!」とまくし立ててるようでは怪しさ満天です。
個人的にいいと思う誘導方法は、片方がが根拠と共にある人を名出しで指定し、もう片方が悩みつつ肯定するやり方です。
もう片方がでしゃばり過ぎず、「確かにそう言われれば…」みたいな感じで肯定することで、他の悩んでいる村人に「その理論が正しい」と錯覚させ、上手く誘導する事ができます。
狼が2人以上いると、その分吊られるリスクも増えます。
狼は、「自分だけ」ではないことを忘れないようにしましょう。
参考文献:ワード人狼講座
http://blog.livedoor.jp/tirokisin_tenor/archives/4852471.html